36人が亡くなった京都アニメーションの放火殺人事件から18日で2年がたった。京都市伏見区の現場跡で営まれた追悼式では、約400羽の折り鶴が手向けられた。息子の高橋博行さん(当時48)を亡くした父、喬造(きょうぞう)さん(78)が「安らかに眠ってほしい」とこの1年、毎朝折り続けた。
「寂しいのと会いたいのと、それだけやわ。それに、いまだにひょっと帰ってくる気がしてね」
喬造さんは7月初め、記者にこう語った。
この2年間、博行さんへの思いが薄れたことはない。「まだ夢もあっただろうし、やりたいこともあっただろう。もっといろいろな話をしておけばよかった」
神戸市出身の博行さんは19…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り:1005文字/全文:1300文字
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル